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醒井養鱒場にインターンシップ〜地域の問題について考える〜

醒井養鱒場にインターンシップ〜地域の問題について考える〜

今年も、3年生の長期インターンシップがスタートしました。

 

社会との関わりをもち、自身の研究にいかすことのできる長期インターンシップは、

4年生になる前の大切な取り組みです。

本記事では、インターンシップの様子と、

インターンシップ先にまつわる説明・解説を記述していきます。

少しでも、インターンシップの雰囲気が伝われば幸いです。

内容に入る前に、長期インターンシップとは何かを少し記述します。

地域実践領域では、地域の様々な企業と連携し、3年次に独自のインターンシップに取り組みます。

このインターンシップでは、1年間のうち約4ヶ月間という長期間にわたって、実際の現場で仕事をします。

地域の魅力や独自性を活かした仕事、高齢社会を想定した仕事、持続可能社会における仕事など、

未来社会を指標に置いたイノベーション事業を企業と共に取り組む実践型授業です。

【本記事では、醒井養鱒場に行っているTさんのインターンシップについて紹介します。】

(Tさん2年次の作品)

 

Tさんは滋賀県の地域に住み、地域の問題解決を考えている学生です。

マルシェの運営やイラストを用いた広報物をつくって地域を盛り上げています。

そんなTさんは、滋賀県米原市にある醒井養鱒場へ行っています。

醒井養鱒場はマス類の増養殖施設であり、釣り堀や川遊びなどが楽しめるレジャー施設でもあります。

【醒井養鱒場の写真】

(綺麗な湧き水と緑が美しい場所で、場内を歩き回るだけでも楽しいです。淡水魚やトカゲ、カエルなどたくさんの生き物と出会うことができました。)

ここでTさんは、レストランのお手伝いや釣り堀のスタッフとして活動しています。

私が取材をした日は、30°を超える真夏日で、川遊びにきた親子連れが多く、大変賑わっていました。

日によって、そして季節によって来場者数は大きく異なるようです。

ここで少しTさんの実習報告書を紹介します。

(実習報告書は、実習に行った後自身の活動の整理のために書いている報告書です。イラストを描くことが得意なTさんは、イラストでわかりやすく説明しています。実は、毎年皆さんが提出してくださる様々な実習報告書を見ることがアシスタントの楽しみだったりします。みなさんいつも楽しい報告書をありがとうございます!)

【Tさんの実習報告】

Tさんはそつなく仕事をこなし、

細かな気遣いと笑顔を絶やすことなくお客様と接していました。

その姿はまるで、ベテランのスタッフさんのようでした。

周りのスタッフさん達も、「今日はこれやる?できるか?」と、

Tさんのことを気にかけていてくださっており、

素敵な環境で、貴重な経験ができているのだなぁ。と、

私はとても嬉しく頼もしい気持ちになりました。

最後にTさんに三つの質問をしてみました!

 

なぜ、醒井養鱒場を選んだのですか?

元々滋賀県の特産品や文化の広報をしたいという目標がありましたその中でも自分が大学に入ったばかりに琵琶湖での漁体験をさせてもらった事で、琵琶湖での漁業、滋賀県の水に関係する産業について興味を持ち、その興味にかなり近いと感じた醒井養鱒場を選びました。

 

醒井養鱒場での印象深い経験は何ですか?

仕事では無いのですが、普段限られた人しか立ち入ることが出来ない稚魚を育てる施設を見学させてもらったことです。鱒の稚魚は感染病の病原体がない綺麗な湧水の元でしか育てることが出来ないため、養鱒場で使用する湧水から1番近い場所にあります。湧水から稚魚池、そして養鱒場内全体の水の流れをこの見学で詳しく知れたので1番印象深いと感じています。

 

インターンシップへいってみて、今の自分の課題は何ですか?

インターンシップ内で発表するイノベーションプランを、養鱒場の方々に理解していただけるように自分の中で言語化し、整理することです。やりたいことは決まっているのですが、何故それをするのか、養鱒場の課題とやりたいことにどのような繋がりがあるのか、がまだ整理しきれていないのでそこを整理してからイノベーションプランに取り組んでいきたいと思っています。

さて、インターン実習も残り少なくなってきました。

地域実践領域のインターン先として初となる醒井養鱒場での実習。

これからのTさんの研究にどのように影響していくのか、実習報告が楽しみです!

(カエルがいました。アマガエルかモリアオガエルかは分かりませんでした。どっちかわかる方は教えていただけると嬉しいです。)

 

レポート:横山愛海(地域実践領域 アシスタント)

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