『近江里山FWプロジェクト』毎年恒例の田植えをしてきました。【プロジェクトレポート】
プロジェクトレポート0522
『近江里山フィールドワーク』もう、田植えの季節ですね!
今年も近江里山フィールドワークの授業が始まりました!
成安造形大学では、プロジェクト演習「近江・
このプロジェクトでは、
学生のみなさんは、中山間地域の農業問題や少子高齢社会に直面する農村集落の諸問題を理解しながら、里山という自然と生物、そして人々が共存する空間で、様々な体験をします。
5 月 22 日(日)【仰木 棚田保全活動 –1】. 田植え作業
あちこちの田植えを終えたた田んぼから、カエルたちの大合唱が聴こえてくる季節になりましたね。
成安造形大学の『近江里山フィールドワークプロジェクト』授業の我々も、毎年恒例の田植えをしてきました。
ここは滋賀県大津市の仰木。
この上仰木地区は、特に地形が急峻なところで小さな棚田がいくつも形成されています。棚田の景色がとても美しいです。
大津市仰木地区で棚田の保全をしている「自然文化庭園構想 八王寺組」。
その八王寺組が運営されている棚田オーナー制度に成安造形大学の『近江里山プロジェクト』も参加しています。
今日は、水をはり「代かき」まで行われたこの水田で、田植えをさせていただきます。
しかし、実際には田植えをするまでに、農家さんがさまざまな準備作業を行ってくださっています。
昨年度の稲の収穫後の田おこしに始まり、
春にかけて、種子を蒔き、苗を育て、
田んぼの方では水路など灌漑施設の整備をしたり、溝掘り、畔の修理、さらには除草作業…。
耕うん作業の後に、水を入れて代かきをし、田んぼの泥が均平化させて数日落ち着かせ…ようやく田植えとなります。
まずはテントをたてて、拠点をつくります。
次に、丁寧に田植えの手順やコツをおしえていただきました。
学生の方の中には、「里山時間」という捉え方をしたひともいました。
近代社会は合理的に農村と都市を切り離しましたが、
地域実践領域の学生たちの一部は、
季節はぐんぐん夏に向かっています。
水田の温度が上がり、水路を通じてドジョウやフナといった魚たち、タニシやカブトエビなどのちいさな生き物たちもどこからかやってきます。
時々近くの田んぼの畔に行って、中をのぞいてみなければ!
レポート:加藤 賢治 (地域実践領域 教授 )
山田真実(地域実践領域 助手)