[1年生]ハシイタ?ヅシ?イケ?海津地域の魅力に迫る!
こんにちは、地域実践領域アシスタントの永野です!
10月から後期の授業が始まりました!
早速、1年生後期の演習授業(担当:山田真実先生)にて、学生と一緒にフィールドワークに行ってきました🏃♀️
今回のフィールドワーク先は「海津(かいづ)」。
海津地域は地図でいうと下記の赤く囲ったあたりの、びわ湖の一番上に近い地域です。

▲引用は「国土地理院地図」から。地域実践では国土地理院地図を参考にフィールドワークに行きます!
重要文化景観に選ばれた海津は宿場町と港町で栄えた町なんだそうです。
湖岸沿いの地域のため、水辺の暮らしの特徴的な街並みになっているそう。

メインシンボルの『湖のテラス』のアーチをくぐれば…

▲一面に広がるびわ湖!
ここはマキノサニービーチと言って、夏には海水浴が楽しめる観光地にもなっています。
秋だし流石に寒いかな〜と思って振り返ればザブザブとびわ湖の中に入る学生が…!!

▲何かを拾おうとしている学生。
聞けば、「流れてきたものを拾おうとしたらなんかびわ湖に入ってしまった」そうです。
湖岸沿いをゆっくり歩いていると何匹も打ち上がっている魚を発見👀

▲この魚が海岸沿いの至る所に打ち上がっていました。
調べてみると秋には産卵から1年後のアユが流れ着くことがあるという記事を発見。
川の水の量が多くびわ湖に流れ込んだり、東から吹く風などの自然現象でこうなるとか。
私はその可能性があるかも?と考えました。
(永野調べなので諸説あります。いつか専門家に聞いてみたいですね!)

▲こんな大きい魚の骨もありました。鳥に食べられた後なのでしょうか?
更に歩きます!
更に歩いていると橋のような板を発見!

▲なんだか船着場みたい、と写真を撮っていると、山田先生が「ハシイタですよ〜」と教えてくださいました。
💡Tips💡
ハシイタとは、びわ湖を利用して洗い物をするための道具です。
この板をびわ湖に突き出すように置き、板の上に乗って使います
今回は浜辺に置かれているものしか発見できませんでしたが、いつかびわ湖に置かれている様子も見てみたい…!と考えていました。
次に見つけたのは民家と民家の間の小道。

▲これは「辻子(ヅシ)」という名前がついていて、この道を通って湖岸沿いの浜辺にいくことができるそう。
トタンの壁とびわ湖のコントラストが綺麗です✨
水辺に近い暮らしだからこその特徴的な小道が魅力的だと思いました。




どんどん歩いていきましょう🚶
古民家が並ぶ街並みの雰囲気がとても可愛いです。

▲ふな寿司のお店もありました!

たくさん歩いた後は憩いの場で休憩☕️
この場所は共同井戸で、「イケ」と言うそうです。
ご近所同士でゆっくり話したりする場所として使われてきました。

▲イケの中には鯉が優雅に泳いでいました🐟
ここでお菓子を食べながらぼんやり過ごす日常もいいな〜。
最後にもう一つ、海津で特徴的な景色を紹介します!

▲この写真は道路の方からびわ湖を撮った写真ですが、左右の石の壁が特徴的だと思いませんか?
これは風や波から家を守るために作られた石積みです。
浜辺を歩いているとわかるのですが、浜辺と家屋の間に石積みがずらりと並んでいます。
なんと約1.2kmにわたって残っているそうです。城壁みたいでかっこいいですね!


私は初めて海津に足を運んだので、特徴的な景観が印象に残りました。
重要文化景観に選ばれるのも納得ですね!

湖岸沿いから見える街並みも綺麗で、疲れた時はここで景色を眺めながら波の音を聴きながらゆっくり過ごせたら幸せだろうな〜なんて考えていました。
以上、海津のフィールドワークのレポートでした📝

地域実践領域 アシスタント 永野
(写真:山田先生に激写された永野)