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1年生による「大津の魅力プレゼン」2025.7.30合評を行いました

1年生による「大津の魅力プレゼン」2025.7.30合評を行いました

こんにちは!

地域実践領域アシスタントの吉村です。

今回も1年生の地域実践基礎演習の授業の様子をレポートします。

前回の大学周辺の農村地・仰木フィールドワークのプレゼンテーションを終えた1年生は、6月から7月にかけて大津市街地へと調査地を移しました。

まずは「地域を知る」ことから始め、フィールドワーク中にそれぞれが感じたことをさらに深掘りし、最終的には「地域の魅力」や「地域にある潜在能力」をプレゼンテーション形式で発表します。

食べ歩きで知る大津の歴史

チーム名:飯酔(はんざい)組

メジャーポイント:常夜灯、大津城跡、ナカマチ商店街、東海道、大津京跡(近江神宮)錦織・志賀宮址碑

マイナーポイント:フィールドワーク中に食べ歩いたもの

石場の常夜灯の説明をする学生(撮影 アシスタント永野さん)

城下町、港町、宿場町、門前町の4つの顔を持つ大津の豊かな歴史と食文化の関係性を、食べ歩きを通して探りました。

学生による発表スライド

200枚近いパワーポイントを作りましたが、全ては紹介せずにおまけとして6つのチャプターを設け、聴講者にどれを聞きたいか選んでもらい、発表しました。

終始笑いの絶えないエンターテイメント性のある発表で、場の雰囲気を盛り上げてくれました。

おおつライン

チーム名:さんずい

メジャーポイント:大津絵の店・鮒寿司

マイナーポイント:びわ湖水研究録・ビワマス釣り

学生による発表スライド

メンバー3人とも、大津港の船のスケッチをしたり、大津絵を描いてみたり、琵琶湖に生息するビワマス釣りに行ったり、アクティブに活動した経緯を発表しました。

体験した後に、そこからもう一歩、なぜ船の仕組みはそうなっているのか?など疑問に思ったことをさらに深掘りすると、体験に知識が伴いさらに濃い学びと造形に繋がるのではないかと、先生からアドバイスいただきました。

現代風にオマージュした大津絵(撮影 アシスタント永野さん)
大津絵の人気投票の様子(撮影 アシスタント永野さん)

カフェが語る大津

チーム名:あつカフェ隊

メジャーポイント:大津祭

マイナーポイント:カフェ

メジャーポイントでは、大津曳山展示館に訪れ、大津祭の由来やからくり人形について発表し、メンバーの地元のお祭りとの比較も行いました。

マイナーポイントでは、古民家カフェのナガラビレッジを取材し、カフェの店長に「なぜこの商店街でお店を開くことにしたのですか?」

「もし誰かがこの場所でお店を出したいと思ったら、どんなアドバイスがありますか?」など地域での開業に興味のある人たちにヒントや勇気を与えることを目的にインタビューしました。

店長さんの話を聞いた学生は、「自分たちも大津の商店街を少しでも賑やかにできるような企画を作ってみたい」と考え、「まつりカフェ大津」という企画を作りました。

学生による発表スライド

サステイナビリティにも配慮したオリジナルカップとドリンクの提案に、本当にこれが実現したら地域で話題のカフェになりそう!とワクワクしました。

提案したテイクアウトカップのデザイン(撮影 アシスタント永野さん)

昔今〜受け継がれる昔☆つながる今

チーム名:ちーむパフェ

メジャーポイント:三井寺弁慶の力餅(三井寺力餅と力軒)

マイナーポイント:うつわ 酒 にのご(古民家カフェ)

学生による発表スライド

昔から続く大津名物の力餅と、隠れ家のような古民家カフェを取材しました。発表は、メニュー表を手元資料として配り、「カフェに自分が訪れたと想像してお聞きください」と始まりました。
パワポ資料は映画を観ているかのようなスライドで店の様子やインタビュー内容を演出をしました。

三井寺餅を食べたことがある人も2軒あることを知らなかった事や、隠れ家カフェに行ってみたいと聴講者から感想が上がりました。

先輩からコメントをもらう様子(撮影 アシスタント永野さん)

閑栖寺(かんせいじ)見聞録

チーム名:閑栖寺探検隊

メジャーポイント:車石・大津絵

マイナーポイント:豆乳ジェラート・藤娘

学生による発表スライド

車石と大津絵の発祥について調べるために、追分の閑栖寺の住職にお話を聞きに行き、漫画にして車石と大津絵の発祥について発表しました。

そして車石の発祥を実際に車石を作って説明しました。

車石の模型を作って説明する学生(撮影 アシスタント永野さん)

今回の合評に先立ち、7/2には旧大津公会堂で発表をしていた学生たち。

 

7/30の前期最終発表では、そのブラッシュアップバージョンとして、中間発表で、先生方やゲストの方々から頂いたフィードバックを反映させ、さらに調べて付け足ししたり、造形をして展示物や資料を持ち込んだりと、それぞれ工夫の凝らした発表になっていたと思います。

旧大津公会堂のプレ発表では、閑栖寺のご住職がお越しくださり、発表後にフィードバックとしてお寺について、車石について、大津絵について付け足してお話いただきました。どこにも載っていないような情報を得ることができ、貴重な機会にもなりました。

そして今回の発表では、大津市企画調整課より藤原周二様、旧大津公会堂スタッフ・特定非営利活動法人BRAH=art. 理事長の岩原勇気様にゲストとしてお越しいただきました。

大津で実際に活躍される方々、地域実践領域に関わる先生方、先輩達からのフィードバックとアドバイスをいただき、1年生にとっても大変学びの多い1日になったと思います。

ご出席してくださった皆様、この場を借りて御礼申し上げます。

ありがとうございました。

担当教員の石川先生より

一度プレ発表から、3週間の間にアップデートできた部分、準備し過ぎて抜けてしまった部分、などまとめ方に関しても気づきがあったのではないか。

FWの授業のポイントは、地域・場所を知る、魅力探し、問題点の発見などあるが、一番大事なのは、チームプレー「どこででも、誰とでも」が出来ること。

人とのつながりや関わりを大事にしながら、イノベーションを起こしていくのが地域実践領域なので、今回のFWや発表で得たことを今後の学習にも繋げていって欲しいです。

とのことでした。

先生方やゲストの方々、先輩達からもコメントをいただきました(撮影 アシスタント永野さん)

アシスタントとして、1年生のこちらの授業を一緒に受けさせてもらいましたが、お互いのことを知るための自己紹介プレゼンから始まり、大学周辺の農村・仰木、そして今回の市街地・大津の2か所のフィールドワークと発表を通して、それぞれが自分の個性を出して、新しい学び、挑戦、同級生との協業などを経験し、成長している様子を見ていて、それぞれに良い学びをしているなぁと思いました。

後期からのみんなとのフィールドワークも楽しみです。

それではまた!

アシスタント 吉村佑花里

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