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地域実践学入門2「和邇フィールドワーク」

地域実践学入門2「和邇フィールドワーク」

地域実践学入門(対象1年生:授業担当:加藤)の最終課題は、「大津市和邇の将来を考える ー住み続けたいまち和邇―」です。将来世代が地域に愛着を持てる地域とはどんな地域なのかを考えることがテーマです。学生たちは、和邇地域の若者になったつもりで、和邇地域の人々が、豊かな自然、歴史文化を次世代に繋ぎながら、愛着を持って楽しく幸せに生活することができるためのアイディアを提案します。現代社会の問題やSDGs(持続可能な開発目標)、質的アプローチ、民俗研究などを含めた前期の授業内容も取り入れ、最終課題としてじっくり検討します。

そのために、12月1日(日)和邇地域を和邇学区自治連合会のみなさんのご案内で、フィールドワークしてきました。

まずはじめに、和邇公民館でミーティングです。この公民館の利活用も検討材料になります。

和邇地域の住宅地図を提供いただき、新興住宅地と江戸時代から続く伝統的な地域が混在する様子を確認しました。

公民館を出て、はじめに天皇神社に行きました。ここは和邇地域の産土神を祀る神社で毎年5月には5基のお神輿が登場する五穀豊穣を願う伝統的なお祭りが開催されます。

新興住宅地のレインボーガーデンを通りました。この地域には若い世帯が集まり、小学生や中学生がたくさん見られます。

湖西バイパスを利用する車が立ち寄る道の駅「妹子の郷」。和邇地域でとれた野菜や地元商店街の物産がお店に並んでいました。この道の駅と和邇地域のより深い連携ができるかも。

栗原の棚田。
前に琵琶湖、後ろに比良山系の雄大な景色が広がります。気持ちの良いハイキングコースになりそうです。

小野神社にやってきました。
ここは、小野妹子、小野小町、小野篁、小野道風など、飛鳥時代から平安時代にかけて貴族であり文化人として活躍する小野一族の出生地です。

神社の祭神はお餅の神様です。小野神社の前には餅米を植える神田があり、毎年神社の祭礼でお餅が供えられます。そして驚くことに、ここがお餅の発祥の地であるという伝承があります。
日本人にとってお餅は欠かせない食文化ですが、ここから始まったということです。

小野神社の隣に和邇公園があります。綺麗に整備された大きな公園です。
何かイベントができそう。

和邇川の河口にきました。琵琶湖の水が綺麗で、比良山系が美しい。40年ほど前は、京阪神の企業の保養所がたくさんありましたが、今は空き家に。
新しい拠点にならないかな。

和邇地域には大津市で2番目に規模が大きな図書館や大ホールという文化施設が充実しています。

500席収容の大ホール

 

 

 

 

 

 

 

現在、和邇地域では、「和邇学区まちづくり協議会」というこれまでの自治連合会組織とは異なる住民が主体的にまちづくりに参加するという新しい組織づくりが進められています。

今回、地域実践学入門の最終課題として、これまでこの授業で学んできたことを和邇地域のフィールドワークと聞き取りを通して、この地域の将来の姿を提案することを目的としています。どのような提案が出てくるか楽しみです。

文責:加藤賢治

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