加藤先生レポ:仰木祭を見学しました
5月3日は大学に隣接する集落である仰木地区の祭礼である「仰木祭」がおこなわれました。参加を希望した学生4名と見学に行ってきました。
仰木祭は、1300年という歴史を持つ仰木集落の祭礼で、伝承では、平安期に11年間仰木に暮らしたという清和源氏の祖とされる源満仲(みなもとのみつなか)が、幸せに暮らせるようにと五基の神輿を寄進したことに始まると言われています。
祭には、その伝承に合わせて、源満仲を模した人物が馬に乗って登場したり、4つの集落で素襖(すおう)と呼ばれる室町時代の武士の正装とされる衣装をつけた儀式が行われたりと、5基の神輿が集落を練り歩く以外に多くの興味深い所作があります。
学生たちは、農村集落のハレの場である祭礼を間近に見て、観光として一般に開かれたみせるための祭礼でなく、地元の人たちによる地元の人たちのための素朴な祭礼を体感していました。