新一年生の地域実践基礎演習・仰木フィールドワークがスタートしました!
こんにちは!
ゴールデンウィークはいかが過ごされたでしょうか?
今年のGWは最大で11連休ということで、長期休暇を利用して、旅行に行ったり、実家に帰省したり、遠出をした方も多かったようです。
成安造形大学の今年の新入生たちも、4月は慌ただしかったので、久しぶりに家族や友達とゆっくり過ごしたり、美術館めぐりや街歩き、ゆっくりと趣味の時間持てたりと、ほっと一息つけたのではないでしょうか。
さて、ゴールデンウィーク明けの本日、新一年生は前回4月23日に引き続き、「地域を知る・大学近郊の農村のフィールドワーク」として、仰木地区に繰り出しました。
↓こちらは前回のフィールドワークの様子。

2〜3人グループに分かれて、
仰木観光マップに示されている「上仰木」「辻ヶ下」「平尾」の3コースから選び、自分たちで行き先を決めます。
まずは待ち合わせスポットの「このみ公園」からスタートです!
こちらで先生に自分たちの行き先を伝えます。

↓今日は、お天気にも恵まれ、5月の清々しい陽気になりました。観光コースの分かれ道である、仰木小学校の近くの馬場の桜まではみんな一緒に歩いて行きます。

今回ご紹介するのは、フィールドワークで出会った上仰木の絶景と、史跡を1つご紹介します。
上仰木とは、仰木の4集落の一つで、
比叡山から延びる馬の背のような地形の尾根の部分に、集落はあります。
斜面を利用した上仰木の棚田は、1200年前から延暦寺の荘園として始まり、今でもその姿を残す歴史と景観は、県内で保全すべき棚田に認定されています。

今回私が目指したのは、そんな上仰木にある「元三大師道(がんざんだいしみち)の道標(どうひょう)」。
ちょうど上仰木の丘を登りきったところの分岐点に、「元三大師道」の大きな道標。
よく見るとその足元には、もう一体の小さな道標があり、観光案内マップによると建立年代は不明。
「右・京大原」「左・元三大師道」
と刻まれています。

つまりこの分岐点を、右に行くと京都の大原に続き、左に行くと比叡山延暦寺に続く、と知らせてくれています。
ちょうどここから眼下に広がる景色も美しかったので、しばしの休憩をしながら、
この先に続く道と歴史に思いを馳せるのでした。

眼下に広がる棚田と後ろには琵琶湖も見える。

道標の左側の道に進むと、比叡山延暦寺に至ります。

前回のフィールドワークでお話を聞いた上仰木にお住まいの上坂先生のお宅に貼ってあった「元三大師」のお札。

アシスタント吉村