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インターンシップレポート〜有限会社ブルーベリーフィールズ紀伊國屋〜

インターンシップレポート〜有限会社ブルーベリーフィールズ紀伊國屋〜

こんにちは!

今回は地域実践領域3年次に実施される長期インターンシップの様子をレポートしていきたいと思います!今回の取材先は有限会社ブルーベリーフィールズ紀伊國屋さんです。ここには、本領域の学生が2名インターンシップ生として働いています。ちなみに、有限会社ブルーベリーフィールズ紀伊國屋さんの代表取締役である岩田康子さんは、地域実践領域の招聘教授です。

それでは彼らの活動をざっくりですが紹介していきたいと思います。

長期インターンシップとは

地域実践領域では、地域の様々な企業と連携、3年次に独自のインターンシップに取り組みます。このインターンシップでは、1年間のうち約4ヶ月間という長期間にわたって、実際の現場で仕事をします。地域の魅力や独自性を活かした仕事、高齢社会を想定した仕事、持続可能社会における仕事など、未来社会を指標に置いたイノベーション事業を企業と共に取り組む実践型授業です。

ブルーベリーフィールズ紀伊國屋の紹介

カフェテリア結|筆者撮影

ブルーベリーフィールズ紀伊國屋さんは、比良山の麓で田んぼにブルーベリーの木を植えたところから始まりました。そのブルーベリーは無農薬、無化学肥料で生産されたもので、ジャムへの加工、レストランの開業へと進んでこられました。

現在は、本店の他に4店舗のレストランを開業しています。素材にこだわることの大切さや、食のあり方を料理を通して、伝えられています。

学生の一日

食器を下げる様子|筆者撮影

水の提供をする様子|筆者撮影

以下の写真は、学生の一日のスケジュールです。スタッフとして、仕事をしながら自分の学びのヒントを見つけていきます。地域実践領域は、実務経験や対話から自分の問いとどう向き合うかを考えるために、一日、一日の記録を大切にしています。

1日のスケジュール(一部抜粋)

学びメモ(一部抜粋)

・ブルーベリー畑の横に、はなももの木がある。ピンクと白色の花が咲くので、はなももの木を目当てにお客さんが多く来る。

・今回は堀場製作所さんのジャガイモ堀イベント!!!超超超炎天下の中働きました!!!堀場さんからは 240 人参加!

・本日は学生が多くご飯を残す人がいた。ご飯は残すのにケーキセットは食べるのは疑問。

接客をする様子|筆者撮影

調理場で働く様子|筆者撮影

学生がここで取り組むこと/ミッション

ーーー三輪:インターンシップが始まって、考え方や見方が変わったことなどあれば教えてください。

Hさん:最初は、自分で地産地消や自給自足という概念を実践してみたい思っていました。ですが、農業の現場などを体験してみると、自分1人で実現するには現実的に難しいなと思いました。農業をやるにしても、農地は勿論ですが、車などの機械も必要になってくるなと。

ーーー三輪:農業って畑で野菜育てているだけに見えますが、よく考えると始めるまでにハードルが沢山ありますよね。

Hさん:そうですね。自給自足って言葉の意味だけを考えると、すごく難しいものだと思ったんです。自分の食べるものを自力で賄うことは理想だけど、それを現実にしようと思うとあまりにもギャップを感じてしまいました。

ーーー三輪:これからやってみたいことはありますか?

Hさん:地域の食材を活かすことや、自給に関してもどこまでだったら自分でできる範囲なのかをインターンシップ中に考えて、実践に移りたいと思っています。現状で考えているプランは、野菜を収穫して、それを調理するところまでを体験するイベントを考えています。

ーーー三輪:インターンシップが始まって、考え方や見方が変わったことなどあれば教えてください。

Mさん:人と楽しく食事をすることが食品ロスなどの課題解決に繋がらない可能性があるということに気がついたことですね。

ーーー三輪:自分の予想と現場での出来事にギャップを感じてしまったということですかね。具体的なエピソードがあれば教えてください。

Mさん:ソラノネ食堂には、かまど体験があるんですけどみんなが作って、みんなで食べる空気感ってどういうものなのかなと思って見学していました。作ってる姿はすごく楽しそうに作っていたんですけど、食後を見てみると沢山残飯があって、すごく悲しい思いをしました。私は、人と楽しく食事をすることで食品ロスを改善することに繋がることだと思っていたので、自分が取り組む活動の方向性も改めて考える必要があるなと思いました。

ーーー三輪:Mさんにとってショックな出来事ですね。でも良い発見でもあったと思います。それらを踏まえて、今後の展開を教えてください。

Mさん:方向性を変えることも一つの選択肢としてあったんですが、やっぱり僕は人と食を楽しむことを大切にしたいと思って、今プランを考えています。どうやったら、人と食を楽しめるのか。どうやったらその行為が食への関心に繋がるのかという問いを持ちながら、ワークショップを実施したいと考えています。

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2人にインターンシップ中に取り組みたいことや、自分の中から湧き上がってきた問いについてインタビューをしました。2人ともそれぞれの課題意識やモヤモヤすることを見つけながら、それらに対してどのようにアクションを起こしていくのか、向き合っていくのかを考えているようです。

インターンシップの期間はあと2ヶ月あるので、残りの時間の中で必死に頑張ってもらえたらと思います!

 

領域アシスタント 三輪

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