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山川里湖のフィールドワーク●2年生は特別授業で多賀町へ●

山川里湖のフィールドワーク●2年生は特別授業で多賀町へ●

10/01(土) 多賀町フィールドワーク

2022/10/01(土)、私たち地域実践領域は「地域実践演習3」の授業の一環として、滋賀県の彦根市南三ツ谷公園〜犬上郡多賀町方面へいってきました!

今回のポイントは『山、川、里、湖のつながりとそこにある暮らし』です。

9月29日に大学で行われたガイダンスでは、「長浜市森林田園整備課」の方から林業の現状についてうかがい、「ながはま森林マッチングセンター」の橋本さんから地域の山林での取組みについて紹介していただきました。そして、仁連孝昭先生からいただいたキーワードが、ヴァナキュラー、民藝、琵琶湖と人のかかわりの転換。

「そこにあるもので、デザインする。」とはいったいどういうことなのか。

これからの課題制作にむけてしっかりと学んでいきたいと思います

まず私たちはバスに乗って「南三ツ谷公園」までいきました。

南三ツ谷公園では、湖岸の様子を確認しつつ、ここに流れ着いている漂流物をウロウロ探す時間に。

流木や、綺麗な色の貝殻、ぼろぼろの空き缶、キャンプ客の落とし物などたくさんの漂流物を見つけることができました

大きなムカデをみつけたり、アカハラ(ニホンイモリ)をみつけたり、いろんな発見がありましたね〜!

ここでは助手の山田が、大きな船の漂流物を見つけました!

みんなでせっせと砂をはらい、(この光景がなんだか微笑ましかった・・・)やっとこさ持って帰れるぞ!というところまで来ましたが、サイズ的にバスに入るのか・・と不穏な空気が。

少し考えて、帰りに迎えに来よう。となり、帰りのバスにのせ無事研究室に迎え入れることができました!

(山田さんの漂流物への熱い想いが垣間見えた瞬間でした。まるで宝物。。なんだか私も特別な漂流物を見つけたいなぁと思いました。[横山])

🥾🥾  👟👟

次に仁連先生の古民家へ行きました。

仁連先生の古民家では、なるべく自然のエネルギーを使用し、化学エネルギーに頼らない自給自足の生き方について考えました。

太陽光エネルギーや、井戸水の活用、畑、狩猟などなど自給率を上げる工夫をたくさん見つけました。

みんなも

「音が静かで落ち着く。。」

「金木犀のいい匂い〜」

「めだかもいますね。この流木はなんですか?」

と興味津々でした。私自身もたくさんの自然の知恵を堪能し、自らの生活と比較し見直すべきところは少しずつ改善していきたいなぁと思いました。

🎒🥾🥾

そして、次に向かったのは「高取山ふれあい公園」。

緑豊かな公園でまずは昼食を食べました。

「ちょっと遠足みたいだね〜」

とみんな楽しそうに昼食を食べていました。

バッタを捕まえている子供達がいたり、バーベキューを楽しむ人がいたり、とても雰囲気の良い公園でした。

昼食後は、大滝山林組合の田中さんに林業のお話をしていただきました。

私が個人的にワクワクしたのは、緑豊かな土壌とそうでない土壌に水を流したらどうなるのか。という実験。わかりやすい装置を使って丁寧に説明していただきました。

「こんな違いがあるのか〜」とみんな興味津々。

私たちがいかに緑に支えられているのかがわかりますね。

そして最後に、「犬上川ダム」へ行きました!

静かで広大で、とても美しい場所でした・・・

青春やなぁ〜」

「泳ぎたいなぁ〜」

「僕の故郷とめっちゃ似てます!」

などなどみんななんだかノスタルジックな気持ちになった様子。

 

今日は穏やかな天気で波風もゆるやか。贅沢な休日を過ごしている感覚に捉われました・・

(仕事なのに・・すみません・・・)

そういえば、助手の山田は、この犬上川ダムのほとりでがいし(碍子)をひとつ、拾いました。がいしとは、鉄塔や電柱の上にある電線を支えている白いもののことです。電気を漏らさないようにする役割や、電線を支えたり、引き入れたりする場所に使われています。

がいしの素材はセラミックスです。セラミックスとは、プラスチックなどの有機材料や金属材料を除く全ての固体材料のことで、人々が昔から利用してきた土器や焼き物もセラミックスの一種だそうです。

びわ湖湖岸ではしょっちゅう拾う、がいし。どうして川上にあたる犬上川ダムに落ちていたのでしょうか。

(漂流物研究会[自称]としては、気になる拾い物です。)

今回のフィールドワークを通して、沢山の自然のパワーを感じることができました。

「肌で感じる」「自分の足で歩く」「目で見る」とはやはり大切な心得ですね〜

次回からの制作につなげていけると良いですね!

フィールドワークに参加して…

環境に割り込むのではなく、川に乗る落ち葉のように、環境や自然を人間が使わせてもらう事で生活がなりたっているんだと感じた。(Hくん)

(高取山ふれあいの丘の取り組みの紹介から)環境にも生活にも森林の大切さがわかったが、カーボンニュートラルの考えかたへの疑問も出てきた。(Tくん)

レポート:横山 愛海(地域実践領域 アシスタント)

山田 真実(地域実践領域 助手)

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