skip to Main Content
秋の陽気でカポーンと堅田をおさんぽ「堅田*はまさんぽ 〜かたまでつからんと〜」へ行こう!

秋の陽気でカポーンと堅田をおさんぽ「堅田*はまさんぽ 〜かたまでつからんと〜」へ行こう!

こんにちは!寒い日が続きますが、今日はポカポカ気持ちの良い日です!

そんな日に我々は、「『堅田*はまさんぽ 〜かたまでつからんと〜』アートプロジェクト2025 」に行ってきました!

▶︎学生が制作したイベントチラシ

今年も『堅田*はまさんぽ』の季節がやってきました。
大学から歩いて40分、近いような遠いような散歩の距離で行われている、学生によるアートプロジェクトです。毎年「行ってみたいなぁ」と思っている方も多いのではないでしょうか。
地域の皆さまのご協力のもと、歴史のある建物やつながりのあるお店で展示や関連イベントを行っています。

それぞれは、ぶらっと散歩できるような距離感ですが、「まずどこから回ればいいんだろう」と迷ってしまう方もいるかもしれません。そこで今回は、『堅田*はまさんぽ』めぐりのポイントを、地域実践領域の研究室メンバーからご紹介したいと思います。

▶︎メイン会場「浜の家」

イベントの全容を知り、さんぽの順序を計画するためにも、まずはメイン会場「浜の家」へ向かってください。入り口のインフォメーション看板が目印です。ここで地図を受け取り、浜の家の展示も見ていってください。時間に限りがある方や、めぐる順序に不安のある方は、インフォメーションの学生に相談してみても良いでしょう。

今年のテーマは「暮らしの中の銭湯」
このアートイベント全体のテーマは 「暮らしの中の銭湯」。
江戸時代に発展し、平安時代には既に存在していたとも言われる銭湯は、長年地域のコミュニケーションの場として親しまれてきました。堅田地域にもかつて4つの銭湯がありましたが、時代の変化により、現在は「港湯」の煙突だけが残っています。今回は、その「港湯」にスポットをあてて、今は無き当時の暮らしを覗いてみようという企画になりました。

▶︎お風呂上がりにゴクっと!牛乳のポスター。

▶︎「港湯」

4つの楽しみ方『みる』『つかる』『つくる』『あるく』

『みる』
成安造形大学の学生の作品を学生公募という形で募集し、まちなかに展示してもらう取り組みを行いました。地域の皆さまのご協力のもと、堅田浜通り商店街周辺のショーウインドウや、まち歩きの途中で目につく場所に作品が展示されています。

『つかる』
今回のサブテーマに関わる「港湯」を中心に、「Viva!風呂コミュニケーション」と称して、土日祝日には数量限定でメイン会場の浜の家で牛乳をプレゼントしています。浜の家の中には、お風呂場の形をした感想ボードも設置されています。ぜひ牛乳を飲みながら、その場で出会った人たちといろいろおしゃべりしてみませんか。

▶︎おしゃべりしながらオリジナルラベルを制作。イベントのことも色々聞けます。温まった牛乳をゴクリ。

▶︎毎年お世話になっている「金時堂」の山本さんとパシャリ。学生からも「山本さんと、記念に一枚撮ってください」との声が。

『つくる』|タイルでクラフト〜ぺたっとびわ湖の仲間たち〜
堅田のまちに今も佇む港湯の壁面に使われていた、廃材のタイルを活用して琵琶湖の生き物を作るワークショップを企画しました。会場には、本福寺こども園の園児たちが制作したタイル作品も展示されています。

▶︎ワークショップ参加者の作品

▶︎びわ湖の魚の図鑑を見ながら。

『あるく』
『はまさんぽ』という名前のとおり、今回も「歩く」企画が充実しています。学生たちは、銭湯ののれんくぐりをイメージして『堅田*はまさんぽ』ののれんを制作。メイン会場で受け取ったマップを片手に、堅田浜通り商店街にかけられた「のれん」をめぐって、昔の堅田のまちに思いを馳せてみてください。「のれん」をくぐれば、裏に何か書いてあるかもしれません。お店を巡るなかで、お気に入りの場所が見つかるかも?

研究室メンバーも、マップを手に堅田をあちらこちら巡ってみました。まずはメイン会場ののれん、続いて今回のキーワードでもある港湯さん、そのお隣には「治郎兵衛の豆腐 上田豆腐店」さん…と、散策だけでも発見がたくさんあります。

▶︎マップを持っておさんぽ。お店の楽しみ方も載っていて、見やすく持ちやすく、楽しいマップです。

▶︎のれんの裏を覗くのが楽しい。

▶︎のれんの裏側をチラ見せ!くぐらんと〜

▶︎お揚げを購入。美味しい食べ方も教えてくれました。

▶︎お茶の香ばしい香りに導かれ入店。のれんをまたくぐります。店舗によって絵柄の色が違って楽しいです。

▶︎比叡山の開祖最澄上人が中国から持ち帰ったとされる茶葉の和紅茶を淹れてくださいました。またほっこり。

短い時間でしたが、大満喫しました。銭湯に浸かったような、ほっこりした時間がたくさん。歩いているだけでも気持ちよく、お店や学生との交流もたくさんできます。

さぁ、あなたも堅田にやってきて、一緒に のれん*くぐらんと〜!

『堅田*はまさんぽ』とは

『堅田*はまさんぽ』は、成安造形大学の学生有志からなる「地域とアートプロジェクト実行委員会」が2018年より企画・運営しているアートプロジェクトです。2025年も地域の皆さまのご協力のもと、堅田浜通り商店街周辺で開催します。

サブタイトル 「〜かたまでつからんと〜」 は、堅田に残る「港湯」の煙突を見つけたことから生まれました。かつて地域の交流の場であった銭湯を「見てみたい」「体験してみたい」「できることなら、もう一度復活させてみたい」という思いのもと、銭湯に肩までつかるように堅田の魅力にひたってもらえるよう、学生たちが企画を練り上げました。

堅田浜通り商店街を活用した10日間の展覧会、学生によるワークショップや企画を通して、堅田の何気ない日常にあなたもつかってみませんか?

[開催概要]
▶︎開催場所
堅田浜通り商店街およびその周辺・メイン会場『浜の家』〒520-0242 滋賀県大津市本堅田2丁目1-4

▶︎開催期間
2025年11月21日(金)〜11月30日(日)10:00〜16:00(会期中無休)

▶︎オリジナルキャラクター「らくがんさん」がお出迎えします

レポート:山田真実(地域実践領域 教員)井上 実奈美(地域実践領域 アシスタント)

Back To Top
×Close search
Search