
2年生「地域の素材で」 版画の技術を用いてオリジナル駅弁の包み紙づくり〜準備編〜
こんにちは!本日は2年生の授業、「地域の素材でつくる」授業を紹介します!
1年生の時は「地域を知る」をテーマにフィールドワークの方法を学びました。2年生ではもう少しステップアップして、”地域の素材を活かして”制作に取り組みます。
駅弁といえば滋賀県米原市の井筒屋さん。
惜しくも駅弁事業から撤退をしてしまいましたが、創業171年と歴史ある駅弁屋さんでした。
それに因んで、歴史ある木版を使って駅弁のデザインを考える。地域との深い繋がりを感じられる授業に取り組んでいます。

学生たちはGW中に各々選んだ駅で各自フィールドワークを行いました。
そのフィールドワークを元に、農産物、工芸品、伝統技術、風景、人々の暮らし、言葉、歴史など、目で見たもの聞いたもの感じたものを参考に、地域の特性を読み解いてどのように活かせるか考えながら様々な角度からデザインを考えます。

もちろんお弁当の中身も考えてOK!地域に特化した特産物や有名な食べ物にしたいと考えている学生もいるようです。

木版は、彫刻刀を用いて木の板を彫っていきます。
手で掘る作業は時間がかかりますが、面白い表現ができます。
昔は主流だった木版の仕組みを、実際に手を動かしてつくることで理解を深めていきます。

ひたすら手を動かして木を彫り進めて…「こんなに大変なんだ!」と、実際に手を動かしてみて気が付く学生も多いようです。
試しに刷ってみて、改善策を考えて。トライアンドエラーの繰り返しです。


どのような作品が仕上がるか楽しみですね!
次回は実際に学生が作成した作品をご紹介します。お楽しみに!
地域実践領域 アシスタント永野