お土産考えていたら”新しい地元”みつけました!
こんにちは!
10月に入りようやく秋らしい気候になってきましたね。今の過ごしやすい気候がずっと続いてくれたらなと思う毎日です。
さて本学も10月から後期がスタートしております。
今回の地域実践基礎演習では、1年生に夏休みの課題を発表してもらいました。夏休みの課題は「お土産作品」でした。出身地(地元)の魅力や特徴を「お土産」を通して、実際に「お土産」を新たに自ら開発し、持参しそれらを鑑賞者に振る舞うなどしてプレゼンテーションをしてもらう課題です。
今回の作品も力作ばかりでした。全員の作品を紹介したいのですが、今回は三名の作品をピックアップしたいと思います。
『だいだてアーケードクッキー〜消えた津ぅのアーケード』
学生Kさん
出身地|三重県津市
2018年6月に撤去された、三重県津市大門の”大門大通り商店街アーケード”。
クッキーを食べるとだんだんアーケードが消えていくという面白い企画でした。アーケードがあったことやアーケードが無くなる寂しさを感じてもらう作品にもなっていました!細部まで考えられた作品に加え、手作りのクッキーはとても美味しかったです。
地元に対する自虐的なメッセージを含めたアイデアも特徴的でした!
『島本将棋駒』
学生Iさん
出身地|大阪府三島郡島本町
能書家・水無瀬兼成(みなせかねなり)によって作られた駒『水無瀬駒』があった歴史から、
オリジナルの将棋駒を制作しました。島本は、かつて羽柴秀吉と明智光秀が戦った山崎の戦いの地であったことから、将棋駒で山崎の戦いでの武将の対比を再現しています。
駒の書き手として地域の方にも制作に協力してもらうなど素晴らしい工夫がありました。1人で作ることが難しいことを諦めるのではなく、誰かと作ってみるというチャレンジ精神が素敵ですね。
島本は、かつて羽柴秀吉と明智光秀が戦った山崎の戦いの地であったことから、将棋駒で山崎の戦いでの武将の対比を再現しています。
『シナノキャンドル』
学生Kさん
出身地|⻑野県飯田市
この作品は、1947年4⽉20⽇、「飯⽥⼤⽕」と呼ばれる飯田市で戦後最⼤の大⽕災が発生したエピソードを題材に制作されました。火災の後、復興の取り組みの一環として地元の中学校がりんごの⽊を防⽕帯として植えたようです。
このキャンドルは、地域の特産品でもあり、復興の象徴でもあるリンゴをモチーフに、飯田市の歴史を見つめるためのお土産になっています。
素材の研究やパッケージデザインなど、まだまだ完成度を高める余地はたくさんありましたが、アイデア自体はとても面白いものになっていました!今後の発展に期待しています!
今回の課題はそれぞれの出身地を題材にしたものだったため、我々教職員も新鮮な気持ちで発表を聞いていました。
大学に進学して、地域を見る視点を養った今だからこそ、気がついた地域の特徴や魅力があったのではないでしょうか。
今の状態になるまで、どのような過去があったのかなど調べ、分析することが習慣になれば良いですね。
後期では3つの地域をFWします。今の調子で地域の疑問に思ったこと、面白いことを深掘りしていってください!
領域アシスタント三輪