2年生お土産づくりの巻〜地域を歩いて、素材を見つけて、形づくる〜
みなさんお久しぶりです!
ついに新学期が始まりました!
新たな仲間(新一年生)が加わり、今年も大盛り上がりの年になりそうです…!
授業の様子や、学生・研究室の活動をレポートしていくので、ぜひ見に来てくださいね。
新年度一回目は新二年生の初回授業をレポート!
毎年恒例!春休み明けの発表課題…
「地域の素材を使って、お土産をつくる」を発表しました。
“地域の素材”の地域 は、一年生後期のフィールドワーク先の3箇所から選びます。
「水辺の暮らし(海津)」「街道と宿場町(草津)」「まちづくり(水口)」
※具体的な目的などがある場合は、仰木・大津(前期のフィールドワーク先)を選択してもOK。
地域の素材とは一体何か?
目的とする地域で採れる「自然物、農産物、材料・・・」から、それらを使用した「加工品」も考えられます。その地域で長年培われた「技術」、その技術でつくられた「モノ」、ものづくりを通して育まれた「精神」も素材と言えるかもしれません。さらに、これらは地域の「環境、風土、歴史、民俗、慣習、人?」とも関係しているのではないでしょうか。この課題では、上記のことがらを一旦「地域の素材」 として捉えたいと思います。
プレゼンテーションの内容
1「地域(場所)の設定」、あるいは「テーマ」は?
2自分にとっての「地域の素材」は何か?
3「お土産/作品のかたち」は? 食、レシピ、広報計画、クラフト、一点モノ、作品、ワークショッププログラム、〇〇プラン・・・etc
4「タイトル」作品名、企画名、商品名、料理名・・・etc
5「参考文献、書籍」
今回は一年生も聴講です!後輩の前での発表にドキドキしている様子の二年生…。
地域実践領域では、多学年同士の学びを大事にしています。
互いの研究に興味を持ち、自分の考えとの比較・共通項はあるかなど分析、学び合いをしていきましょう!
良い緊張感の中、発表がスタートしました!一人ずつ紹介していきます〜
Kさん
「すえおき高札場メモ」
地域:草津
中山道と東海道が交わる交通の要衝である、草津の宿場町に着目。
選んだ素材は「高札場跡」
お土産のパッケージ。
紙でできた素材を組み立てて、高札場を作ります。
どんな風に作られるのか、みんな大注目です。
Dさん
「桜干瓢餃子」
地域:水口
中国出身のDくんは、水口の名産「干瓢」と中国料理の餃子を掛け合わせた料理を作りました。
水口にある干瓢のパネル
料理の材料。
干瓢の甘煮を作る様子。
日本の花「桜」の形を取り入れています。
Mさん
「探しがおかし」
地域:海津・水口
地域で見つけた子ども(オブジェ)と、ボランティアガイド(ほんものの人!?)をモチーフにお菓子のお土産を制作。
箱作りが好きなMさん。蓋の部分はペットボトルの蓋のように回転式です。細やかな仕事が見えます。一年生も、構造が気になり手にとって見ていました。
マキノのフィールドワークで見つけた像に着目。
中身のお菓子も手作りで、フィールドワークで見つけた地域の素材である干瓢(水口にある江戸時代から続く食文化)と鮒鮨(滋賀県で古くから続く伝統食・保存食。マキノには江戸時代から続く老舗店舗もあります。)を上手に使っています。
得意なイラストで地域の素材を紹介しています。自分の得意を存分に使っていきましょう〜!
Nさん
「マキノめぐり」
地域:マキノ
地域の特徴的な形を抽出し、お菓子で表現。
フィールドワーク先で一番目に留まった石積みをモチーフに。
プレゼン全体の色味や美しさにこだわりを感じました。伝えたいことの世界観をこだわって表現することで、発表を聞く人をその世界に引き込めますね。
マキノの四季折々の風景を色に取り入れたお菓子。お菓子の色がとても綺麗です。
イメージを形にすること、体を動かして作ること、一年生からの取り組みが活きていますね!
発表お疲れ様でした!
一年生の頃からプレゼンを見ていて、毎回「楽しんで作っているなあ〜」と感じる学生たちです。
作品やプレゼン資料にそれが溢れ出ています。
今回も大勢の前での発表に緊張しながらも、自分の作ってきたものを堂々とプレゼンしていました!自分が納得するまで作ることって本当に難しいのですが、みんなやり切った顔。(もちろん、「もう少しこうしたかった…」「ここが悔しい…!」という言葉もありました。制作に終わりはないですね。)
これからの授業も全力で!楽しんで!取り組んでほしいです。突っ走れ〜
後半は今後の授業に向けたリサーチ!
次回からは、自分で決めた地域でフィールドワークを行い、版画の技法を使って制作を進めていきます。
お楽しみに〜
Xでも、地域実践領域の授業をチラ見せ!
ぜひ見にきてください〜!
Mさんの鮒鮨クッキー!美味しかったです。私も作ってみようかな…
地域実践領域アシスタント 井上