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3年ぶり!大津祭をレポート🏮🏮「トコヨトコヨイトコヨーイ」な3日間

3年ぶり!大津祭をレポート🏮🏮「トコヨトコヨイトコヨーイ」な3日間

アシスタントレポート 大津祭編 ~「トコヨイトコヨイトコヨーイ」な3日間~

こんにちは!急に寒すぎな毎日で、風邪っぴきの方もちらほら。

地域実践領域の学生たちは(教員も)、元気にフィールドワークやインターン実習、プロジェクト授業などなど、あっちへこっちへ…頑張っています!

 

さて今回は、先週末10/9.10に行われた「大津祭」についてのレポートです!

大津祭とは‥

江戸時代から約400年以上続く、滋賀県大津市にある天孫神社の祭礼で、大津三大祭・湖国三大祭の一つ。毎年13基の曳山が大津の町を巡行する。国指定重要無形民俗文化財に指定されている。

成安造形大学のプロジェクト授業、「ちま吉プロジェクト」を受講する学生たちが「ちま吉センター」でグッズを販売したり、ワークショップを行ったりと大津祭を盛り上げています。

宵宮での学生と教員

詳しくは「ちま吉WEB」https://chimakichi.com/をチェック!

(とってもかわゆいです。。動画もおすすめ!)

地域実践領域の担当教員、加藤 賢治教授は、滋賀県指定無形民俗文化財「大津祭」の調査を行なっていました。

大津祭のことならなんでもござれ。

(私は山建ての日に加藤先生にプチツアーを行なってもらいました!贅沢〜!)

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大津祭に行った経緯をすこし。

地域実践領域の一年生の地域実践基礎演習では、はじめに大学近辺でフィールドワークを行います。

まずは大学の近くの農村地帯、仰木集落から。

そしてフィールドが農村から都市に移り、大津中心市街地でフィールドワークを行いました。

学生と一緒に大津の街を歩き、大津祭の歴史や、大津祭に関わる人々、狸のお面の秘密?などなど発見したり、聞いたり、調べたりしていると、「早く実際の祭を見てみたい!」と、当日がどんどん楽しみになっていきました。

🍃

さあ、それでは、祭りを楽しんだ三日間をレポしていきます!

 

まずはDAY1!山建て。

大津祭は当日だけでなく、一週間前の「山建て」も必見なのです。

山建てとは、祭で使用する曳山の組み立て作業のことです。各町ごとに曳山を所有しており、町の人が一丸となって組み立てます。

組み立て図面はないそうで、山側、湖側など書かれた部品を頼りに組み立てているそう。

朝の8時半から夕方15時ごろまで組み立てを行います。

貴重な文化財の扱いや、高いところでの組み立ては、時間もかかり、大変そうでした。しかし、年に一回のこの祭のために、町の人が集まり、一丸となって一つのものを作り上げる時間は、簡単に得ることのできない、大切な時間なのかなあと思いました。

 

組み立て後は曳山巡行の練習があります。当日と同じように大津のまちを巡行するので、じっくりゆっくり見たい方は、山建ての日がおすすめです!(でも、やっぱり本祭りの巡行は盛り上がりや熱さ🔥が違うので、どちらも見るのがおすすめ👁)

 

続いてDAY2!宵宮🌕

本祭の前日に、夕方から夜にかけて行われる宵宮では、曳山・お囃子・からくり人形を見ることができます。

本祭ではからくり人形は曳山に乗っているのですが、宵宮ではそのからくり人形や曳山を覆う幕が展示されており、間近で見ることができます。

「龍門滝山の見送り幕(国重要文化財)」

この日は展示や曳山の近くに「長柄衆」の方々がいました。

  長柄衆とは‥大津祭のガイドや運営を行い、祭をサポートする方々です。

  講座や街のフィールドワークの中で大津祭を学び、定期的に勉強会をされているそうです。祭に欠かせない、頼れるサポーターです。

 

みなさん、楽しそうにガイドをしていました。こんな風に、祭が好きな人が楽しんで、協力して作り上げられている祭って、素敵だなあ、楽しそうで、いいなあと思いました。

「龍門滝山」鯉が滝を上がるからくりが私はすきです。 このからくりは「登竜門」の語源にもなっている、中国の故事を表しています。

宵宮では曳山は動かさず、その場でお囃子の演奏があります。本祭り前日の、わくわく、どきどき、もうすぐだ…という空気感が漂っていました。

木星と月と曳山、お囃子の音と人々の期待の雰囲気、とっても素敵でした…。

「源氏山」

DAY3!ついに!本祭!

あいにくの雨でしたが、曳山を引く方々、お囃子を行う方々の熱量はすごかった〜!!

3年ぶりの祭を楽しみにしていた人でたくさん!!みなさん曳山に夢中でした。

(個人的なハイライトは、西行桜狸山の狸のレインコート、これは可愛かった‥。。)

「西行桜狸山」 雨なので曳山にもビニールを被せている。

曳山ごとにからくり人形の物語も違えば、演奏の雰囲気、曳山を覆う幕、装飾品なども異なり、見どころ満載です。

 

各曳山に乗っている方々は、若い方ばかりの山もあれば、祖父・父・子の親子3世代で乗っているのかも?な山もあったりと、各町それぞれのストーリー、大津祭を受け継いでいるつながりがあることを感じました。

 

印象に残っているのは、曳山展示館 館長に教えてもらった「戻り山」です。

曳山は丸一日かけて街中を巡行します。巡行が終わると、各曳山はそれぞれの町にある、曳山を収納する山蔵に帰ります。

曳山は、山蔵の前に着いたと思ったら、その場所を少し通り過ぎます。わざと通り過ぎて、また引き返し、また通り過ぎ、引き返し…を繰り返すそうです。これは、祭の終わりを惜しむように行われるそうです。

そりゃあ終わりたくないよなあ、、と、教えてくださった館長と拍手をしながら見つめました。

「西王母山」戻り山。丸屋町商店街にて。

そんな3日間を、大いに楽しんだ私ですが、きっと事前に学んでいなかったらここまで楽しめていなかったはずです。

どこへ行くにも、何をするにも、まずは自分の足で知ることがとても大事だなと実感しました。

事前のフィールドワークから、山建て、本祭までにいろんな出会いがあり、全部含めて、最高に楽しかったです。

 

来年の大津祭も、今からとっても楽しみです。

皆様もぜひ、行ってみてください〜!!

 

🍙祭についてもっと学び、楽しい紹介と共に友達などお連れできたら良いな〜と考えてます!

 

!題名の「トコヨイトコヨイトコヨーイ」は、実際に大津祭に来て、ぜひ見つけてみてください!

レポート:井上実奈美(地域実践領域 アシスタント)

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