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2年生、長浜の森と湖へ!

2年生、長浜の森と湖へ!

今週の二年生も、元気にフィールドワーク!

滋賀県北部に位置する、長浜市へ行ってきました!

今回は、長浜市・ながはま森林マッチングセンター・地域おこし協力隊・湖北図書館館長の皆さんにお世話になり、
長浜市の森の状態や林業、地域コミュニティーについて教えていただきました!

林業体験や伐倒見学も…!🌲
では行ってみましょ〜〜!

👟

まずは近江塩津駅に集合して、長浜市市有林の集福寺の森へ!

ながはま森林マッチングセンターの橋本勘さん・長浜市 産業観光部 森林田園整備課の伊藤真一さんにお世話になりました。

道に鹿の足跡はっけん!

鹿に食べられた木を見る学生。「骨っぽい、お肉みたい…」

ここでは、長浜市の森の現状を教えていただきました。

元々ここではお米が育てられていましたが、のちに使う人がいなくなりました。長浜市が買収し、ゴルフ場建設の予定がありましたがそれもなくなり、1950年頃から始まる高度経済成長の中でたくさんの杉が植えられました。

木はたくさんありますが、私有林であるため所有者の特定が難しいことや、木を使う場面がそもそも少ないこと、林業従事者の減少などが原因で、なかなか整備ができていないそうです。

 

また、多賀で見た森の地面とは異なり、地面には杉の葉と枝とが落ちており、下草はあまり生えていませんでした。

長浜の森:暗く鬱蒼としている。

多賀の森:下草がたくさん。

他の森へ探検に行った時も、地面に下草が生えているか・さまざまな木が植えられているか・木は枯れていないかなど見ると、森が整備されているのかがわかります。要チェック!

集森寺に設置してある、昨年度の学生作品も見ました。(制作過程はこちらから!)

流木を使った野鳥と湖魚のオブジェの作品です。

木製の看板。

木と麻紐のみでできたオブジェは、自然に帰ります。

▼昨年度の作品設置の様子

続いては林業体験。チェーンソーを使って、木を斬る体験をしました!

ここでは地域おこし協力隊の竹田展基さん、ながはま森林マッチングセンターの中川仁男さんにお世話になりました。

まずは木を着るための、安全服・ヘルメットを装着!

チェーンソーのエンジンの起こし方、ストッパーやスイッチを教えていただき、いざ!

ギュイーン!大きな音とともに、木を切っていきます。

丸太から切り取った木。「これも何かに使えそう…」

そしてなんと、“伐倒”を見せていただきました。

木を倒す方向に邪魔なものはないか、風はどちらに吹いているか、木の曲がり具合など、細かくチェックし、切り倒す方向を決めます。

伐倒後の木。

林業体験はいかがだったでしょうか…?

昔は誰もが山に入って、斧など使って木を切り、森を管理し、伐採した木を生活の大切な道具として利用してきました。
林業をする方が減ってきているお話も聞きましたね。

木を一本切るのに、考えることはたくさん。森での作業は命の危険も伴います。

今後私たちは、どうやって森を整備していったらいいのでしょう。

そんなことも少し考えながら、制作を進めていきましょう〜〜!

続いては、大浦湖岸へ。

去年のフィールドワークでは、2022年8月の高時川氾濫の影響で、流木が大量にありましたが、今年は少なくなっていました。誰かが掃除したのか、それとも自然にこうなったのか…。

「楽器になりそう…」

「これいい!持って帰りたい!」

実際に流木に触れながら、アイデアを膨らませます。

最後は「江北図書館」へ。

木ノ本駅からすぐの、私立図書館。日本で3番目に古く、滋賀県では最も古いそうです。

むむ!お米レーダービビビ。お米の販売もあるそう。

受付に、秋の味覚発見。

読みたい本を探す目録。

ここでは、江北図書館 館長の久保寺容子さんにお世話になりました。

伊香郡余呉村(現長浜市余呉町)出身の弁護士・杉野文彌が「勉強したくても、本が手に入らなかった…。地域の人たちにも本を読んでもらい、学を深めていって欲しい。」という想いから「杉野文庫」が設立されました。これが江北図書館の前身になります。

また、遡るとここは元々は図書館ではなく、「伊香相救社」という共済団体が木之本に住む人々の支援を実施していました。市民の九割が出資した資金で運営されたそうです。

現在は、古本市やコンサートなどを、地域の方々と協力して開催されているそうです。

先週は秋の本を楽しむイベントも開催していました!(助教の山田真実さんも、オリジナルハンコのWSで参加していました♪)今月はコーヒーのイベントも☕️

市民が学び助け合う場所としての歴史や想いを受け継いで、今、江北図書館があるんですね。

江北図書館の横にも、昨年度の学生の作品を置いていただいています。(制作過程はこちらから!)

看板の上に何か生えている。

流木と長浜の木材を利用したオブジェ「本のなる木」。

▼昨年度の作品設置の様子

今回も山盛りのフィールドワークでしたね。

前回の多賀フィールドワークと併せて、写真をみたり、メモをみたり、チームで話しながら制作していきましょう!

次回は流木拾いの予定!

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