2年生、地域の素材でつくったものは-地域実践演習1・2レポート②-
「地域実践演習1・2 地域の素材でつくる2」2年生の授業をレポートします。
今回のフィールドワーク先は「滋賀県高島市針江地区」。
前回の授業では、連携先企業「針江のんきぃふぁーむ」の皆さんから、地域の環境、文化、地域の仕事を教えていただきました。前回の授業レポートはこちら🐵
連携先企業からの学びと体験、フィールドワークを通して、「地域の素材・資源」とは何かを探り、それを活用した作品や企画を考えます。
学生のフィールドワークの様子。テーマを持ち、センサーを働かせ地域を歩きます。
連携先企業「針江のんきぃふぁーむ」の石津大輔さんと意見交換。話し合いながら制作を進めます。
7月末 ついに制作・企画をプレゼン発表。
6月から始まった高島市針江地区での授業。1ヶ月という短い期間内でしたが、学生は限られた時間内で自身でテーマ見つけ、計画性を持って制作を進めていました。
良い緊張感を持ちつつ、プレゼンがスタート。
他の学生の発表も聞き、メモを取りながら学び合います。
発表中の様子。
気になったプレゼン発表を紹介します。
Nさんプレゼンタイトル「針江で、すごす」
「あたりまえだけど、あたりまえじゃない」に目を向けるをコンセプトに、「 宿り森」の宿泊者をターゲットとして写真集(ZINE)の制作をしました。
Nさんがとらえた針江の当たり前の日常が写真で丁寧に切り取られ、Nさんの言葉と共に編集されていました。
石津大輔さんから聞いた、「宿り森の宿泊者には、ただ泊まるのではなく針江の生活を体験して欲しい。」という思いや、フィールドワーク中に出会った地域の方のお話をもとに、コンセプトを決めていました。
針江のんきぃふぁーむの従業員の方からは、「いつも見ている風景を切り取り、自分の気持ちを代弁してくれているように感じた。感動した。」との感想をいただいていました。
ターゲットの宿泊者(他の地域の方)にも、針江の魅力が伝わるものになっていましたが、
そこに暮らす人々にとっても、当たり前をあらためて再認識できる・地域を考えるきっかけになる、素敵な作品でした。
写真集を見る宿泊者のイメージ(学生プレゼン資料より)
今回は針江地域や「のんきぃふぁーむ」での体験・発見から得たヒントからものづくりを行いました。限られた時間、この場にある条件、自分自身が見つけた地域の素材を活かした制作。試行錯誤からうまれた気づきを次に繋げていけたらと思います。
ここで紹介させていただいた以外の作品については研究室にて展示予定です。
オープンキャンパスの際には、ぜひ地域実践領域の研究室にもお立ち寄りください。