三井寺にインターンシップ 〜伝説を漫画に〜
今年も、3年生の長期インターンシップがスタートしました。
社会との関わりをもち、自身の研究にいかすことのできる長期インターンシップは、
4年生になる前の大切な取り組みです。
本記事では、インターンシップの様子と、
インターンシップ先にまつわる説明・解説を記述していきます。
少しでも、インターンシップの雰囲気が伝われば幸いです。
内容に入る前に、長期インターンシップとは何かを少し記述します。
地域実践領域では、地域の様々な企業と連携し、3年次に独自のインターンシップに取り組みます。
このインターンシップでは、1年間のうち約4ヶ月間という長期間にわたって、実際の現場で仕事をします。
地域の魅力や独自性を活かした仕事、高齢社会を想定した仕事、持続可能社会における仕事など、
未来社会を指標に置いたイノベーション事業を企業と共に取り組む実践型授業です。
本記事では滋賀県大津市にある長等山園城寺(三井寺)に行っている
Mさんについて紹介していこうと思います。
Mさんは、漫画の研究をしている学生です。
地域の素材を題材に漫画を描いたり、地域の問題を解決するために
漫画という手段をつかったりしています。
今回のインターンシップ先である三井寺には多くの伝説があり、
その伝説を漫画で表現することはできないか。と、日々奮闘しています。
そんなMさんのインターンシップ先である三井寺とは一体どんな場所なのでしょうか?
WEBサイトの情報を一部抜粋して紹介します。
【場所】
滋賀県大津市園城寺町246
【詳細】
滋賀県大津市、琵琶湖南西の長等山中腹に広大な敷地を有する三井寺は、正式名称を「長等山園城寺(おんじょうじ)」といい、天台寺門宗の総本山です。平安時代、第五代天台座主・智証大師円珍和尚の卓越した個性により、天台別院として中興されました。以来今日まで続く千二百年以上の歴史の中で、源平の争乱、南北朝の争乱等による焼き討ちなど幾多の法難に遭遇しましたが、智証大師への信仰に支えられた人々によって支えられつつ、苦難を乗り越えてきた様から、「不死鳥の寺」としても知られています。
三井寺(円城寺)「三井寺について」(参照2024-08-05)https://miidera1200.jp/
そして、偶然にも私が取材しに行った日はとても特別な日でした。
私が取材しにいくと、Mさんは素敵な衣装に身を包んでお出迎えしてくれました。
この格好は、”山伏(やまぶし)”という山の修行者が来ている衣だそうです。
今まで何人もの学生がこの三井寺に訪れているのですが、
この山伏の衣装を着たのはMさんが初めてだそうです。
大変貴重な経験ができ、Mさんはとても嬉しそうでした。
しかし、この後は2時間の山登り(修行)が待っています。
この日は気温が30°を超える猛暑日でした。
普段は全く運動をしないMさん。「できるかな?」と不安になっていましたが、
山から降りてきたMさんの表情は明るく、「楽しかった!」とのことでした。
このような貴重な経験ができたのは、
Mさんが、「これ、僕、着たいです!」と懇願したからだそうです。
Mさんのことを1年生のときから知っている私は、Mさんの成長に感動しました。(いつもはとてもシャイなMさんです。)
また、三井寺の皆さんの寛大な計らいがあってこそ実現したことでもあります。本当にありがとうございます。
Mさんは、これから三井寺でみつけた伝説についてより深く学び、
漫画で表現していくための準備をしていきます。
どんな作品が仕上がってくるのか、とてもたのしみです!
最後にMさんに三つの質問をしてみました。
なぜ、三井寺を選んだのですか?
→伝説に興味があり三井寺には多くの伝説があると聞いたから。
三井寺での印象深い経験は何ですか?
→ 山伏体験は異常に疲れて一番印象に残りました。
インターンシップへいってみて、今の自分の課題は何ですか?
→自分が三井寺の伝説を学んで自分が感情移入できる三井寺の漫画を作ることです!
(境内にいた三毛猫。ご飯の時間になると来るそうです。)
レポート:横山愛海(地域実践領域 アシスタント)