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WS活動報告「びわ湖の庭2024」カードをつくる

WS活動報告「びわ湖の庭2024」カードをつくる

すっかり暑くなってきた今日この頃。もうすぐ夏休みですね!

7月1日のびわ湖の日は、みなさんいかがお過ごしでしたか?

地域実践領域研究室から「びわ湖の庭」ワークショップの近況報告です。

2024年6月29日30日にはピエリ守山にて「びわ湖の日 親子で楽しむ環境イベント」に参加させていただきました。

今回のワークショップは「びわ湖の庭」“びわ湖の漂流物カードをつくろう!”編です。

まずは気にいった漂着物をよ~く見て、漂流物の特徴を言葉にしていきます。ワークシートを見ながら色や感触を書き込んで、要素を分類わけ。びわ湖の漂流物からイメージを膨らませます。

モチーフにした漂着物から、参加者それぞれでトレーディングカードを制作しました。

私たちの取り組みは、琵琶湖岸に流れ着いた漂流物を拾うところから始まります。琵琶湖に出向き、湖岸を歩きながら、漂着したものを拾い集めます。歩くことで様々なことを感じます。

例えば、琵琶湖のさざなみは毎日異なる音を奏でます。ざざ〜っという日もあれば、ささ〜っという日もあります。

台風の前などは、ざっぱ〜んという大胆な音を奏でたりもします。歩くことで自然の中にいることを実感できる出来事がたくさんあります。漂流物探しは、そんな琵琶湖の魅力に気づかせてくれる大切なフィールドワークです。

 

琵琶湖岸には日々様々なものが流れ着きます。魚の骨、貝殻、カラフルなガラスの破片や陶器のカケラ、ルアーやゴーグル、中には大きなボートまで。誰かの落としものや忘れ物かもしれません。「これは何?!」「面白そう!」「キレーい!」と思って拾い上げたものが大半ですが、これら生き物の痕跡、割れた陶器やプラスチックのカケラはどこから来たのでしょうか。

「琵琶湖の漂流物」とはいったいなんでしょうか?

そんな疑問がこのワークショップの大切なテーマの一つにあります。

今回のワークショップでは、山田真実先生(地域実践領域 助教)が一つ一つの漂流物をハンコにしたものを使って「かんさつノート」を作りました。

自然の力によって形を変えている漂流物には細かな欠けや傷があるのですが、

このハンコではそれらが隅々まで観察され、表現されています。

インクをつけてギュッとを押した瞬間、その再現性の高さに驚かされます。

ワークショップの中では、子供達が次々にハンコを押す様子を見ることができました。

たくさんあるハンコの中からお気に入りを選び、

自分のワークシートにハンコを押す。という、その動作自体が楽しかったのだと思います。

内容や意図はわからないけど、ハンコは楽しい。と、子供達の素直な反応がとても嬉しかったです。

琵琶湖岸のフィールドワークから、ワークショップまでは長い道のりです。

この道のりを、デザイナーや研究者、表現者と共に少しずつ歩みます。

少しずつ形を変えて、着地していく様は漂流物と通ずるものがあるのかもしれないな。と、

文章を書きながらふと思いました。(こじつけかもしれません。)

どのような形の時に、どんな人とワークショップができるのか、想像を膨らませてワクワクしています。

(歪な形の時に出会ってしまったら、すみません。多めに見ていただけると幸いです。)

 

琵琶湖の漂流物たち。

これらは一体どこからきてどこへ行くのでしょうか。

レポート:横山 愛海(地域実践領域 アシスタント)

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