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地域の素材からうまれる *2年生、地域実践演習 06/09お土産作品の合評を行いました*

地域の素材からうまれる *2年生、地域実践演習 06/09お土産作品の合評を行いました*

06/09(木)の2年生の地域実践演習は、地域の素材で作るお土産作品の企画・制作の合評でした。

4月末から始まった本授業は、前回の授業とは異なり、全ての工程(プランニングから、制作まで)を自分で組み立てていかなければなりませんでした。その為、学生達にはより高度なスキルが求められました。

 

影ながら見守っていた私ですが、序盤の学生達から漏れる弱気な発言に内心ハラハラ・・・

「こんなんどうしたらいいんや〜」

「わからへん。。何がわかれへんのかもわかれへん。。」

等々いろんな声が聞こえてきました。

しかし、こうでもない、ああでもないと迷ったり、寄り道したりしながら少しずつ前に進む学生達の姿はとても頼もしく、授業が始まってまもなくすると、

「こうやればいいんか!」

「今日もインタビュー行ってくるわ〜!」

と、段々と道筋が見えてきた様子でした。

(時々、障害物やトラップに引っかかる方もいましたが・・・ 進む足を止めなかったことは、素晴らしいと思います!)

合評では、その約1ヶ月半の成果を発表しました。

今回はそんな学生達の作品を少し紹介したいと思います。

【Oさんの作品】

琵琶湖疏水の扁額(へんがく)からインスピレーションを受け、作った作品です。

初めて3Dプリンターを使用して、判を作りました。

3Dプリンターのデータ作りでは様々なソフトを使用します。

ソフトの使用方法から学んでいき、時間をかけて今回の作品を完成させることができました。

 

一文字の漢字の判は、なんだか渋くて目を惹きますね。

クッキーやケーキなど様々な素材との組み合わせを見てみたくなります。

【Nさんの作品】

滋賀県大津市仰木地区にある竹林。

「この竹林の竹の処理方法に困っている」という地域の人の声から発想した作品です。

竹の処理がなぜ難しいのか、なぜ厄介者とされているのか。などの問題を地域の人にインタビューをしたり、自ら調べたりしながら解き明かしていきました。

今回の取り組みの中にはたくさんの初めてのことがありましたが、自ら丁寧に理解をしていたように思います。

完成した作品に明かりを灯したときに、思わず「わぁ〜」という声がこぼれました。それくらい綺麗な明かりでした。一つでも十分な存在感で、部屋の間接照明にも使えそうだなぁと思いました。

【Hさんの作品】

比叡山坂本の名物「蕎麦」に着目して制作した作品。

蕎麦の栄養価の高さに着目し、これをお菓子にできないか。と考え制作に至りました。

試作品の段階では、パウンドケーキだったのですが、もっと手軽なものにしたいと合評当日はカップケーキに変更をしていました。多くの工夫が見られるそんな一品でした。

試作品のパウンドケーキも、完成品のカップケーキも、蕎麦の香りがフワッと香ってとても美味しかったです。パッケージングもしっかりと施されており、「商品」を作っているという主張がきちんと感じられました。

上記以外の作品も全部クオリティの高いものばかりで、前回の課題よりもぐんっと成長しているように思いました。

なかなか思うように発表できなかった学生さんも、

「次回の授業でリベンジさせてください!」

と、二度の発表を試みたり、資料を作り直したりと、精一杯の努力が見られました。

最後まで諦めずに課題と向き合う姿には大変刺激を受けました・・

(次回の課題でも、その姿勢を忘れずにいてほしいです!)

 

次回からは針江のFWが始まります。

(お天気が崩れないことを祈ってます・・・・)

 

なにはともあれ、楽しんで学ぶことができるといいですね!

レポート:横山愛海(地域実践領域 アシスタント)

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